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中国日記(2)-2

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街中の工事現場(2) 
当時、青島は(上海でも同じでしたが)建設ラッシュのまっさかりでした。
それも日本の再開発など比較にもならない大規模なもので、新市街の町全体を建設するという規模です。
こういう所で設計事務所を開いたらすぐに蔵の2,3棟ぐらいは簡単に建ちそうな感じでした。

 定宿のホテルのすぐ横にホテルの工事現場がありました、毎月行くので進み具合がよくわかり、いつも窓から見物していました。これは基礎、または地下室の段階の写真です。


青島市にて

日本とのやり方の違い
(1) すぐわかるのは露天掘りだということ。
日本では敷地が狭い上、隣地と隙間がないので矢板(別写真参照)を打ち込んで掘る事が普通です。
ところがここでは敷地に余裕があったのか豪快にブチ掘ったという感じ。
しかも驚いたことに掘削の重機など一度も見たことがありません、もちろん私が見ていない時期に重機を使ったのかもしれませんが、街中のほかの現場でも重機類を目にしたことはなかったので人力で掘ったと確信しています。この時期から4〜5年後になってようやくバックホウ(掘削機械)をまれに見かけるようになりました。
(2) 矢板が無いので法面(のりめん)の土がくずれるのを防ぐためにコンクリートを打っている。
日本で道路わきの山の斜面をコンクリートで覆っているのを良く見かけますがそんなやり方の簡易版でした。
(3) それでもさすがに敷地の狭いところ(写真左上)ではコンクリートの矢板とでもいう物が造ってあります。円柱形のコンクリート柱を連続して建てて土崩れを防いでいます。コンクリートは安く、鉄は高価だということがあとでわかりました。
(4) どこの工事現場でも必ずあるのがタワークレーン(写真右上)その足元にご注目、蓋のない箱状になっていてそこに土を盛って重石にしています、写真では良くわかりませんが転倒防止のロープも先端は土嚢のようなもので固定してありました。そんなことで強度的に大丈夫なのかと聞かれればなんとも言えませんが、工事の進み具合によって簡単に移動できるという長所はありそうです。
(5)

冬でしたが、仕事の開始がものすごく早く夜が明ける前から現場の照明が点きます、夜明けとともに仕事開始という感じ。青島市は水戸市と同じくらいの緯度ですが冬の気温はかなり低いと思います。郊外では朝、川の水が半分凍る位です。その早朝の寒気の中で仕事を開始している人夫達を見ていると朝が遅い私など恥じ入る毎日でした。

その労働者たちはそのあたりの近所から通ってくるというようなものではなく、かなりの内陸部から出稼ぎのような形で沿岸部の都会に働きに来ているということでした。その宿舎が写真右上の掘っ立て長屋です、プレハブのパネル式でしたが夜はかなり冷え込むことでしょう。工事現場では何も無いところに最初に出来るのがこの掘っ立て長屋でした。


小規模ですが日本での矢板の例

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